性教育は「いのち」を守る教育です

性教育は「いのち」を守る教育です

前回ご紹介した「包括的性教育」、世界に比べて日本は遅れている状況ですが、このところ日本国内で性教育に関しての動きが見られています。昨年の10月にNHKの番組「おはよう日本」で、「変わるか?日本の“性教育”」という特集が放送されました。

*おはよう日本 https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/10/1007.html

性教育は「いのち」を守る教育です

2021年4月から「生命(いのち)の安全教育」の段階的な導入を、国は検討しているという内容でした。「生命(いのち)の安全教育」とは、どういったものなのか、NHKは以下のように伝えています。
【これまで学校で教えていたのは、「男女の体の違い」や「妊娠後の体の変化」など。それに加え、「生命の安全教育」では、水着で隠れる体の部位・プライベートゾーンを他人に見せないことや、カップル間で起こる暴力・デートDVの危険性、SNSで人と出会うことのリスクなどを教えるとしています。】
そして、その背景にあるのが、【若い世代の“望まない妊娠”や“性被害】

私は、10~20代の女の子たちの悩み相談の仕事にも携わっています。妊娠不安や性的被害などの相談を受けることもあり、番組の中でも紹介されているように、若い世代に性に関する必要な知識が、十分に伝えられていないと感じています。もし正しい知識があれば、悩まずに済んだかもしれないと思われる相談もありました。
性教育をもっと充実させていく必要性を、強く感じています。性教育は「いのち」を守る教育でもあります。

ところで、性教育は学校だけではなく、家でも行えます。もしかしたら、ママのみなさんの中には、家での性教育なんてハードルが高いと感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、そのように感じられても当然だと思います。なぜなら、ママのみなさんを含め私達おとなが、包括的性教育を受けたことがないからです。今、日本は、おとなもこどもも性に関する学びが必要なのではないでしょうか。

おうちでの性教育、きっとご自分でも気づかないうちに既になさっている方は、たくさんいらっしゃると思います。例えば、お風呂でのからだの洗い方、トイレットペーパの拭き方、知らない人について行ったらいけないよと教えることも、実は包括的性教育です。
そう考えると、おうちでの性教育のハードルが下がりませんか?

このコラムの中で、おうちでできる性教育を、これからご紹介していきたいと思います。

サニーすまいるアシスト 鈴木淳子

執筆者紹介

助産師、看護師、養護教諭(学校の保健室の先生)を経験後、
“生と性”ライフスキル教育講師として、
ママと子ども達の未来を応援する活動をしています。

サニーすまいるアシスト代表 鈴木 淳子

鈴木 淳子 【資格】

助産師
看護師

養護教諭
中学校教諭(保健)

思春期保健相談士(日本家族計画協会)
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会)

妊婦ヘルスケア・トレーナー育成コース修了(フィット・フォー・マザー・ジャパン)
ワークショップデザイナー(青山学院大学履修証明プログラム修了)

【プロフィール】

東京都生まれ。
埼玉県狭山市 在住。

1年間に2400人の赤ちゃんが生まれる病院で、助産師として3年間勤務。

企業の健康管理部門に転職。
看護師として、健康診断、保健指導、外来診療、社内研修などを担当。
また、産業カウンセラー資格を取得後は、メンタルヘルス相談、メンタルヘルス研修、復職支援なども担当。
働く方々の健康支援に、20年以上携わる。

東京都内の私立校に転職。養護教諭(保健室の先生)として、小学生、中学生、高校生と携わる。

長男が通う狭山市内の中学校より性教育講演の依頼を受けたことをきっかけに、
2008年より、中学生への性教育講演活動を開始。

2020年、「サニーすまいるアシスト」を立ち上げ、講師として、女性と子どもたちのための活動を、本格的に開始。

HPhttps://sunny-smile-assist.jimdofree.com/
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