思春期の心の成長

思春期の心の成長

思春期の心の成長

思春期は心も体も大きく変化し成長します。思春期は「反抗期」とも言われますが、「こころ」はどのように成長するのでしょう。
みなさんの思春期はいかがでしたか?私はしっかりと「反抗期」だったと思います。親や先生に何かを言われると、なんだか腹が立ったりイライラしたりして、何かにつけて反論したり、時には部屋のドアを思いきり閉めたり、なんていうこともしていました(^^;

思春期になると気分の変動が大きくなります。とても楽しい気分だったのに、急にわけもなく気持ちが落ち込んだり、悲しくなったり。友達や家族になんだかすごく腹が立ったり、自分自身にもイライラしたり、そして、そんな自分が嫌になったり。
気分の揺れの原因はいろいろあります。体の大きな変化に気持ちがついていかなかったり、学校や家庭内の人間関係に悩んだり、将来への不安、進路の選択、勉強の悩み、いろいろなプレッシャーもあるかもしれません。そして脳の成長も原因のひとつとしてあげられます。

脳は、その領域によって働きに違いがあります。そして成長する時期に時間差があります。例えば大脳辺縁系という部分、ここは、嬉しい、悲しい、怒りなどの感情や、生きていく上で必要な本能をつかさどる領域です。この部分は早くから発達します。
一方、前頭前野という部分、ここは感情的な反応を調整する働きを持つ領域です。感情を抑えたり物事を理性的に考えたりできるのは、この部分の働きによります。この部分が成長するのは思春期の後半です。そのため思春期は、感情を抑えられなかったり、気分のゆれが大きかったり、スリルを求めて危険なことをしやすかったりします。

思春期を迎えた子どもたちと、どのように接したら良いか悩むことがあります。私もそうでした。感情をぶつけられて、こちらも感情的になってしまいそうな時もありました。でも思春期の感情の揺れの原因を知っていれば、お子さんの言動に一喜一憂せず、成長の過程として冷静にみることができるかもしれません。

思春期の脳の変化はとてもめざましいです。脳の成長により、新しい考え方ができるようになります。例えば、物事を理論的に考え、抽象的な思考もできるようになります。同時にふたつの感情が起きて複雑な気持ちを味わうようにもなり、他の人の気持ちを想像して共感できるようにもなります。そして、自分って何だろう?自分は何で生きているんだろう?と、自分自身をみつめ自分というものを確立していきます。

お子さんが思春期になり反抗的になった時も、慌てず落ち着いてその成長を見守ってあげられたらいいですね。

執筆者紹介

助産師、看護師、養護教諭(学校の保健室の先生)を経験後、
“生と性”ライフスキル教育講師として、
ママと子ども達の未来を応援する活動をしています。

サニーすまいるアシスト代表 鈴木 淳子

鈴木 淳子 【資格】

助産師
看護師

養護教諭
中学校教諭(保健)

思春期保健相談士(日本家族計画協会)
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会)

妊婦ヘルスケア・トレーナー育成コース修了(フィット・フォー・マザー・ジャパン)
ワークショップデザイナー(青山学院大学履修証明プログラム修了)

【プロフィール】

東京都生まれ。
埼玉県狭山市 在住。

1年間に2400人の赤ちゃんが生まれる病院で、助産師として3年間勤務。

企業の健康管理部門に転職。
看護師として、健康診断、保健指導、外来診療、社内研修などを担当。
また、産業カウンセラー資格を取得後は、メンタルヘルス相談、メンタルヘルス研修、復職支援なども担当。
働く方々の健康支援に、20年以上携わる。

東京都内の私立校に転職。養護教諭(保健室の先生)として、小学生、中学生、高校生と携わる。

長男が通う狭山市内の中学校より性教育講演の依頼を受けたことをきっかけに、
2008年より、中学生への性教育講演活動を開始。

2020年、「サニーすまいるアシスト」を立ち上げ、講師として、女性と子どもたちのための活動を、本格的に開始。

HPhttps://sunny-smile-assist.jimdofree.com/
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