男女ともに生きやすい社会に

男女ともに生きやすい社会に

男女ともに生きやすい社会に

みなさんは日常生活の中で、男女格差を感じることはありますか?
私は様々な場面で感じることがあります。でも時々、それが日常になっていて、指摘されてはじめて格差に気づくこともあります。男女格差のある状態に疑問を感じなかったり、逆に男女格差を助長してしまっている自分に気づいたりして、ドキッとすることもあります。

毎年、発表される「ジェンダーギャップ指数」をご存じでしょうか。これは国ごとの男女格差を測る指数で、世界各国をランク付けしています。そのため男女平等ランキングとも呼ばれています。今年3月に発表された結果は、日本は156か国中、120位でした。男女平等とは程遠い順位です。先進国の中では最低レベルが続いていて、アジアの中でも、韓国、中国、ASEAN諸国より下の順位です。ジェンダーギャップ指数は、「経済」「政治」「教育」「健康」の4つの分野のデータから作成されますが、このうち「経済」「政治」の分野が順位を下げる要因になっています。

家事育児分担が女性に偏っていることについて、次のような調査結果があります。
「男女共同参画白書 令和2年版(男女共同参画局)」の「生活時間の国際比較」という調査です。これは、有償労働時間(仕事や通勤などの時間)と、無償労働時間(家事や家族のケアなどの時間)を、1日当たりどれくらい行っているかを、男女別にみた調査です。日本は諸外国と比べて次のような特徴がありました。
・総労働時間(有償・無償を合わせた労働時間)が、男女共に長く、時間的にはすでに限界まで「労働」している
・男性の有償労働時間(仕事や通勤などの時間)が極端に長い
・無償労働時間(家事や家族のケアなど)が、極端に女性に偏っている
女性は、家事育児の多くを担い、時間的に限界まで働いています。男性も仕事の時間が長く、労働時間は限界に達しています。男性も家事育児を分担することは必要だと思いますが、今のままの働き方では難しく、男女ともに苦しい状況なのではないでしょうか。

男女格差のない社会は、女性だけでなく、男性にとっても生きやすい社会になると思います。男性も「男性だから」と縛られていることがたくさんあるからです。
どうしたら男女格差をなくしていけるのでしょう。私は、自分自身の中に男女格差を助長しているものがないか、ひとりひとり振り返ってみることは、今すぐに出来ることのひとつのような気がしています。
様々な方面からの取り組みが必要だと思いますが、ぜひ男女ともに生きやすい社会にしていきたいですね。

執筆者紹介

助産師、看護師、養護教諭(学校の保健室の先生)を経験後、
“生と性”ライフスキル教育講師として、
ママと子ども達の未来を応援する活動をしています。

サニーすまいるアシスト代表 鈴木 淳子

鈴木 淳子 【資格】

助産師
看護師

養護教諭
中学校教諭(保健)

思春期保健相談士(日本家族計画協会)
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会)

妊婦ヘルスケア・トレーナー育成コース修了(フィット・フォー・マザー・ジャパン)
ワークショップデザイナー(青山学院大学履修証明プログラム修了)

【プロフィール】

東京都生まれ。
埼玉県狭山市 在住。

1年間に2400人の赤ちゃんが生まれる病院で、助産師として3年間勤務。

企業の健康管理部門に転職。
看護師として、健康診断、保健指導、外来診療、社内研修などを担当。
また、産業カウンセラー資格を取得後は、メンタルヘルス相談、メンタルヘルス研修、復職支援なども担当。
働く方々の健康支援に、20年以上携わる。

東京都内の私立校に転職。養護教諭(保健室の先生)として、小学生、中学生、高校生と携わる。

長男が通う狭山市内の中学校より性教育講演の依頼を受けたことをきっかけに、
2008年より、中学生への性教育講演活動を開始。

2020年、「サニーすまいるアシスト」を立ち上げ、講師として、女性と子どもたちのための活動を、本格的に開始。

HPhttps://sunny-smile-assist.jimdofree.com/
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