思春期の生理痛、ガマンしないで対処しましょう!

思春期の生理痛、ガマンしないで対処しましょう!

思春期の生理痛、ガマンしないで対処しましょう!

中学校の保健室の先生から、生理痛で保健室にくる中学生が多いというお話を伺いました。痛みを我慢しすぎて廊下で倒れてしまった人もいたそうです。また、婦人科への受診をすすめても、ご家族に連れて行ってもらえない場合もあるそうです。
ママのみなさんは生理痛をどのように受け止めていらっしゃいますか?「生理痛は我慢するしかない」「痛み止めを飲むとクセになるから、なるべく使わない方がいい」「生理痛ぐらいで婦人科に受診する必要はない」もしかしたらそのように受け止めている方もいらっしゃるかもしれませんね。

生理痛は、ガマンしないで対処しましょう。
生理痛がつらい時は鎮痛薬を使いましょう。鎮痛薬は、痛みがひどくなってからでは効かないので、痛み始めたら早めに使うのがポイントです。15歳未満の場合は使える薬が違うので、よく確認しましょう。わからない場合はドラッグストアで薬剤師さんに相談されると良いと思います。
生理痛は特に病気がなくても起こりますが、子宮内膜症などの病気が原因の場合もあります。生理痛がひどい場合は、婦人科を受診して相談しましょう。日常生活に支障をきたすような生理痛を経験している人は、経験してない人に比べて、その後に子宮内膜症になるリスクが高いという研究結果も出ています。現時点で子宮内膜症と診断されていなくても、生理痛は放置せず、適宜、婦人科に相談することをおすすめします。

スポーツ庁の委託事業「子供の体力向上課題対策プロジェクト」でNPO法人日本子宮内膜症啓発会議が千葉県の約600人を対象に実施した調査では(2016年)、女子中高生の約80%が、生理に関する症状で、勉強や運動に支障をきたしているという結果が報告されています。71%に生理痛、34%に生理前の心身の不調がありました。とても多くの中高生が生理に関する症状を抱えています。思春期は子宮や卵巣が未成熟なため生理痛が起こりやすく、また思春期特有の精神的な不安定さやストレスも生理痛には関係します。

ママのみなさんご自身も生理痛には対処していただき、そしてお子さんの生理痛にも気をつけてあげてください。ガマンするしかないと思い、ひとりで苦しんでいるかもしれません。お子さんが生理のことを最も相談しやすいのは、お母さんです。相談しやすい環境をつくってあげてください。親子でも生理痛の程度は違います。お子さんの話をよく聞いて受け止めてあげてください。そして対処してあげていただければと思います。

生理痛は、ガマンしないで対処しましょう!

執筆者紹介

助産師、看護師、養護教諭(学校の保健室の先生)を経験後、
“生と性”ライフスキル教育講師として、
ママと子ども達の未来を応援する活動をしています。

サニーすまいるアシスト代表 鈴木 淳子

鈴木 淳子 【資格】

助産師
看護師

養護教諭
中学校教諭(保健)

思春期保健相談士(日本家族計画協会)
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会)

妊婦ヘルスケア・トレーナー育成コース修了(フィット・フォー・マザー・ジャパン)
ワークショップデザイナー(青山学院大学履修証明プログラム修了)

【プロフィール】

東京都生まれ。
埼玉県狭山市 在住。

1年間に2400人の赤ちゃんが生まれる病院で、助産師として3年間勤務。

企業の健康管理部門に転職。
看護師として、健康診断、保健指導、外来診療、社内研修などを担当。
また、産業カウンセラー資格を取得後は、メンタルヘルス相談、メンタルヘルス研修、復職支援なども担当。
働く方々の健康支援に、20年以上携わる。

東京都内の私立校に転職。養護教諭(保健室の先生)として、小学生、中学生、高校生と携わる。

長男が通う狭山市内の中学校より性教育講演の依頼を受けたことをきっかけに、
2008年より、中学生への性教育講演活動を開始。

2020年、「サニーすまいるアシスト」を立ち上げ、講師として、女性と子どもたちのための活動を、本格的に開始。

HPhttps://sunny-smile-assist.jimdofree.com/
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