ママのための性教育のお話~思春期の男の子の体の変化~

ママのための性教育のお話~思春期の男の子の体の変化~

ママのための性教育のお話~思春期の男の子の体の変化~

前回のコラムでは、思春期の体の変化を、男女共通の視点からみてみました。今回は男の子の体の変化についてです。
男の子を育てているママのみなさんから「男の子の成長や発達についてわからなくて困ってしまう」というお話をお伺いすることがあります。私も男の子を育てたので、お気持ちがよくわかります。自分が体験していない体の変化って、よくわからないですよね。

男の子はどのような体の変化が起きるのでしょう。
【身長が伸びる】背がぐんと伸びます。いつ、どれくらい伸びるかは個人差があります。
【体ががっしりしてくる】胸と肩が広くなります。胸の筋肉も発達してきます。胸毛がはえる人もいます。
【ひげがはえる】はじめは、まばらで細かった毛が、だんだん太く目立つようになります。
【ペニスと精巣が大きくなる】ペニスと精巣が大きくなります。陰のうの色が濃くなり、陰毛がはえます。精巣は精子をつくりはじめます。
【声変わりする】女の子も声が低くなりますが、ほとんど気づかれないほどです。男の子の場合はがらりと変わります。男の子の声が変化することを「声変わり」といいます。

中学生の男の子から「まだ声変わりをしていないのですが、大丈夫ですか?」と質問されたことがあります。子ども達は他の人と比較したり、これからどんなふうに自分の体が変わっていくのか不安だったりして、おとなが思いもよらないことで悩んでいることがあります。
声変わりの時期にも個人差があり、早い人もいれば遅い人もいます。一般的に二次性徴の終わりごろに起こり、声変わりの平均年齢は15歳です。だから中学生で声変わりをしない人もたくさんいます。徐々に声変わりが進むことが多いのですが、いきなり進むことがあって、そうなるとコントロールがうまくいかず、声がひっくり返ってしまうこともあります。でも数カ月ほどで、声の調子は戻ります。声変わりは男性ホルモン(テストステロン)が刺激となって咽頭の軟骨が成長することによって起こりますが、声の高さには顔の骨の成長も影響し、おとなの声になるのは20代です。

声変わりの質問に答えたところ、質問してくれた子は安心してくれたようでした。「正しく知る」ことは安心につながります。子ども達に安心を届けたいですね。おとなも知らないことはたくさんありますから、ママのみなさんもぜひ一緒に学んでいきましょう。私もまだまだ知らないことがあって学び続けています。

執筆者紹介

助産師、看護師、養護教諭(学校の保健室の先生)を経験後、
“生と性”ライフスキル教育講師として、
ママと子ども達の未来を応援する活動をしています。

サニーすまいるアシスト代表 鈴木 淳子

鈴木 淳子 【資格】

助産師
看護師

養護教諭
中学校教諭(保健)

思春期保健相談士(日本家族計画協会)
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会)

妊婦ヘルスケア・トレーナー育成コース修了(フィット・フォー・マザー・ジャパン)
ワークショップデザイナー(青山学院大学履修証明プログラム修了)

【プロフィール】

東京都生まれ。
埼玉県狭山市 在住。

1年間に2400人の赤ちゃんが生まれる病院で、助産師として3年間勤務。

企業の健康管理部門に転職。
看護師として、健康診断、保健指導、外来診療、社内研修などを担当。
また、産業カウンセラー資格を取得後は、メンタルヘルス相談、メンタルヘルス研修、復職支援なども担当。
働く方々の健康支援に、20年以上携わる。

東京都内の私立校に転職。養護教諭(保健室の先生)として、小学生、中学生、高校生と携わる。

長男が通う狭山市内の中学校より性教育講演の依頼を受けたことをきっかけに、
2008年より、中学生への性教育講演活動を開始。

2020年、「サニーすまいるアシスト」を立ち上げ、講師として、女性と子どもたちのための活動を、本格的に開始。

HPhttps://sunny-smile-assist.jimdofree.com/
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