ママのための性教育のお話~思春期の男の子の生殖器の成長~

ママのための性教育のお話~思春期の男の子の生殖器の成長~

思春期の男の子の体の変化、今回は生殖器についてです。ママのみなさんが最もよくわからなくて困ってしまうのが、生殖器の成長に関わることかもしれません。

男の子は精巣で精子をつくるようになります。精巣は、タマタマとか睾丸と呼ばれたりしますね。精巣は精子をつくり始めると、毎日つくり続けるようになります。
精巣は、陰のうと呼ばれる袋で守られています。精子をつくるのに適した温度は32度~34度です。陰のうは精巣の温度が体温より低くなるように保っています。陰のうが体の外にぶら下がっているのは、精巣が精子をつくるのに適した温度を保つためです。陰のうの表面はしわが多いので伸ばすと表面積が大きくなります。陰のうは伸びたり縮んだりして温度調節をしています。
きつい下着やズボンを長くはき続けると、陰のうの温度があがり、わずかですが精巣でつくられる精子の数が減ります。女の子は下腹部や腰を冷やさないように気をつけますが、男の子は温めすぎに気をつけた方が良いようですね。
精巣は高さが少しずれているのが普通です。左右対称でなくても問題ありません。

ペニスには主に2つの働きがあります。尿を出すことと、生殖です。だいたいいつもは下にたれていて柔らかく弛緩しています。大きさや太さは人それぞれです。少し曲がっていることもありますが、それもふつうのことです。
ペニスを触っていたり、性的なものを見たり聞いたりすると、ペニスに血液が集まってきて、硬く大きくなり上を向きます。これが勃起です。ペニスを触らなくても、また性的な刺激とも関係なく勃起する時もあります。例えば、朝、起きた時とか、尿がたまった時とかです。
勃起したペニスの先から精液がでてくることを射精といいます。初めての射精を精通といいます。射精の時はとても気持ち良い感じがします。夜、寝ている間に射精することもあり、夢精といいます。初めての射精が夢精の場合もあります。
夢精のことを知らないと、朝、起きた時にパンツに精液がついていて、びっくりしたり、
病気かもしれないと心配になったりするお子さんもいます。男の人は誰でも起こることだと知っていれば心配しないで済みます。できれば精通の前に、射精について教えてあげたいですよね。ご家庭では、お父さんからお話してもらったり、あるいは、本を渡してあげてもよいかもしれません。私のおススメの本はこちらです。マンガと解説が書かれていて、お子さんもママも読みやすいと思います。

ママのための性教育のお話~思春期の男の子の生殖器の成長~
「おれたちロケット少年」 手丸かのこ・金子由美子、こどもの未来社

ご家庭で性に関することを、お子さんに直接話すのが難しい場合には、本の活用をお勧めします。お子さんが小さければ親子で一緒に読んでも良いですし、既に思春期のお子さんでしたら、そっと渡してあげるのも良いと思います。

執筆者紹介

助産師、看護師、養護教諭(学校の保健室の先生)を経験後、
“生と性”ライフスキル教育講師として、
ママと子ども達の未来を応援する活動をしています。

サニーすまいるアシスト代表 鈴木 淳子

鈴木 淳子 【資格】

助産師
看護師

養護教諭
中学校教諭(保健)

思春期保健相談士(日本家族計画協会)
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会)

妊婦ヘルスケア・トレーナー育成コース修了(フィット・フォー・マザー・ジャパン)
ワークショップデザイナー(青山学院大学履修証明プログラム修了)

【プロフィール】

東京都生まれ。
埼玉県狭山市 在住。

1年間に2400人の赤ちゃんが生まれる病院で、助産師として3年間勤務。

企業の健康管理部門に転職。
看護師として、健康診断、保健指導、外来診療、社内研修などを担当。
また、産業カウンセラー資格を取得後は、メンタルヘルス相談、メンタルヘルス研修、復職支援なども担当。
働く方々の健康支援に、20年以上携わる。

東京都内の私立校に転職。養護教諭(保健室の先生)として、小学生、中学生、高校生と携わる。

長男が通う狭山市内の中学校より性教育講演の依頼を受けたことをきっかけに、
2008年より、中学生への性教育講演活動を開始。

2020年、「サニーすまいるアシスト」を立ち上げ、講師として、女性と子どもたちのための活動を、本格的に開始。

HPhttps://sunny-smile-assist.jimdofree.com/
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