ママのための性教育のお話~思春期の女の子の月経~

ママのための性教育のお話~思春期の女の子の月経~

ママのための性教育のお話~思春期の女の子の月経~

思春期の女の子の体の変化、今回は月経についてです。
初経がおとずれるのは12歳頃ですが、それより早いことも遅いこともあります。胸がふくらみはじめて約2年後、陰毛がはえはじめて約1年後に初経がみられる、といった目安もありますが、これはおおよその目安です。またおりものは、初経がそろそろはじまるというしるしです。下着におりものがついていることに気づくようになったら、生理用のナプキンやショーツなど準備しても良いと思います。
おりものは女性性器からの分泌物です。透明から薄いクリーム色で、下着につくと黄色っぽくなり、甘酸っぱいにおいがします。膣の中には善玉菌がいて、膣内を酸性に保ちバイ菌が増えないようにしています。これを膣の自浄作用といいます。
おりものについては以前のコラムでも紹介しましたので、よろしければぜひご覧ください。
「思春期の女の子のからだの変化~おりものについて~」
https://mama-commu.jp/column/523/

初めての月経(初経)はたくさんの血液はでません。下着に血液が薄く着くくらいで、月経と気づかない人もいます。月経がはじまって2年くらいは月経周期が不規則なことが多いです。中学生からこんな相談を受けたことがあります。「先月、初めての生理が来たけれど、1ヶ月経ったのに2回目の生理がきません。大丈夫でしょうか?」という相談でした。ぴったり1か月で月経がくると思っていたようです。はじめは不規則な場合が多いことを伝えると、安心した様子でした。
生理用品やその使い方、学校での過ごし方や体育やプールのことなどもお話してあげてください。月経のしくみについては、4年生の「ほけん」の教科書に載っています。学校でどのように習うのかお知りになりたい場合は、学校の先生にお伺いしてみてください。ご家庭では学校で習うより前にお話されて良いと思います。
月経についてネガティブなイメージをもっているお子さんも多いようです。ある調査によると、月経に関して嫌な思いをしたことで最も多かったのは「経血が服などについたり、シミになったりしたこと」でした。これはママのみなさんも経験されている方は多いのではないでしょうか。経血がもれない工夫や、経血が着いてしまった場合の対応なども、ぜひお子さんに教えてあげてください。こういった話をママのみなさんからしていただくと、お子さんが月経について困ったことや心配なことがあった時、とても相談しやすくなると思います。そして「困ったらお母さんに相談してね。もし痛かったりしたら我慢しないで言ってね。」そんな風にお話されれば、お子さんはきっと安心すると思います。
初経の時期は個人差がありますが、もし15歳になっても初経がみられない場合は、婦人科を受診してご相談されることをおすすめします。

執筆者紹介

助産師、看護師、養護教諭(学校の保健室の先生)を経験後、
“生と性”ライフスキル教育講師として、
ママと子ども達の未来を応援する活動をしています。

サニーすまいるアシスト代表 鈴木 淳子

鈴木 淳子 【資格】

助産師
看護師

養護教諭
中学校教諭(保健)

思春期保健相談士(日本家族計画協会)
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会)

妊婦ヘルスケア・トレーナー育成コース修了(フィット・フォー・マザー・ジャパン)
ワークショップデザイナー(青山学院大学履修証明プログラム修了)

【プロフィール】

東京都生まれ。
埼玉県狭山市 在住。

1年間に2400人の赤ちゃんが生まれる病院で、助産師として3年間勤務。

企業の健康管理部門に転職。
看護師として、健康診断、保健指導、外来診療、社内研修などを担当。
また、産業カウンセラー資格を取得後は、メンタルヘルス相談、メンタルヘルス研修、復職支援なども担当。
働く方々の健康支援に、20年以上携わる。

東京都内の私立校に転職。養護教諭(保健室の先生)として、小学生、中学生、高校生と携わる。

長男が通う狭山市内の中学校より性教育講演の依頼を受けたことをきっかけに、
2008年より、中学生への性教育講演活動を開始。

2020年、「サニーすまいるアシスト」を立ち上げ、講師として、女性と子どもたちのための活動を、本格的に開始。

HPhttps://sunny-smile-assist.jimdofree.com/
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