ママのための性教育のお話~思春期の女の子の悩み~

ママのための性教育のお話~思春期の女の子の悩み~

ママのための性教育のお話~思春期の女の子の悩み~

思春期の女の子は性に関することについてどのようなことに悩んでいるのでしょう。性に関する不安や悩みの調査結果(*1)によると、女子中学生の不安や悩みで最も多いのは、月経についてです。
【生理痛について】
思春期は子宮や卵巣が未成熟なため生理痛が起こりやすいです。女子中高生の約80%が、生理に関する症状で勉強や運動に支障をきたしているという調査結果(*2)もあります。
生理痛がある時は、からだやお腹、腰などを温めて、リラックスして過ごしましょう。また痛み止めを上手に使いましょう。痛くなるまで我慢してから飲むと効果がでません。痛み始めたら早めに飲むのがポイントです。また市販の痛み止めは、14歳以下と15歳以上で使える薬が違う場合があります。使用上の注意をよく確認し、わからない場合はドラッグストアの薬剤師さんに相談してみましょう。
【月経前症候群について】
月経の3日から10日前に、頭痛やいらいら、乳房の張り、便秘、憂うつな気分になる場合があります。月経前症候群といいます。ママのみなさんも我慢している人がたくさんいらっしゃるかもしれません。つらい場合には婦人科を受診して相談しましょう。月経周期で不調になる時期が予測できる場合は、不調な時期に無理をしないで過ごせるように可能な範囲でスケジュール調整をするのも、うまく乗り切る方法のひとつです。
【ダイエットによる無月経について】
ダイエットをして月経がこなくなった場合は、体重減少性無月経の心配があります。生理をもとにもどすためには治療が必要で、長い期間がかかる場合もあります。無理なダイエットは絶対にしないようにしましょう。定期的にきていた月経が3か月こなかったら、婦人科を受診しましょう。最近は小学生でもダイエットを意識しているお子さんがいて、とても心配です。
【受診の目安】(*3)
・月経がとてもつらい
・月経痛が痛み止めを飲んでも効かない
・月経痛がだんだんひどくなっている
・月経の出血量が多い(日中も夜用ナプキンが必要、夜間は夜用ナプキンでも漏れてしまう、500円玉よりも大きなレバー状の塊が出る、4日以降でもレバー状の塊が出る)
・月経期間以外でもお腹が痛い
・月経前にイライラ、体重増加、むくみなど、体調の変化がひどい
・月経が3か月以上こない 
以上のような症状がみられたら、婦人科を受診しましょう。婦人科受診はハードルが高いかもしれませんが、できればママもお子さんも、かかりつけの婦人科をもたれると良いと思います。

*1:日本家族計画協会 思春期FP・ホットライン2017年度データより
*2:スポーツ庁の委託事業「子供の体力向上課題対策プロジェクト」のNPO法人日本子宮内膜症啓発会議による調査(2016年)
*3:女性アスリート健康支援委員会「女性アスリートの今と未来を守る」より

執筆者紹介

助産師、看護師、養護教諭(学校の保健室の先生)を経験後、
“生と性”ライフスキル教育講師として、
ママと子ども達の未来を応援する活動をしています。

サニーすまいるアシスト代表 鈴木 淳子

鈴木 淳子 【資格】

助産師
看護師

養護教諭
中学校教諭(保健)

思春期保健相談士(日本家族計画協会)
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会)

妊婦ヘルスケア・トレーナー育成コース修了(フィット・フォー・マザー・ジャパン)
ワークショップデザイナー(青山学院大学履修証明プログラム修了)

【プロフィール】

東京都生まれ。
埼玉県狭山市 在住。

1年間に2400人の赤ちゃんが生まれる病院で、助産師として3年間勤務。

企業の健康管理部門に転職。
看護師として、健康診断、保健指導、外来診療、社内研修などを担当。
また、産業カウンセラー資格を取得後は、メンタルヘルス相談、メンタルヘルス研修、復職支援なども担当。
働く方々の健康支援に、20年以上携わる。

東京都内の私立校に転職。養護教諭(保健室の先生)として、小学生、中学生、高校生と携わる。

長男が通う狭山市内の中学校より性教育講演の依頼を受けたことをきっかけに、
2008年より、中学生への性教育講演活動を開始。

2020年、「サニーすまいるアシスト」を立ち上げ、講師として、女性と子どもたちのための活動を、本格的に開始。

HPhttps://sunny-smile-assist.jimdofree.com/
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